アクセス権限について、共有フォルダ、NTFS、アクセス許可
共有フォルダのアクセスの仕組み
概要
ネットワーク上のコンピュータから、設定した「共有フォルダ」へのアクセスを
制限する場合は、以下のように「共有アクセス許可」と「NTFSアクセス許可」の
両方で制限を掛けることが出来ます。
<共有アクセス許可>
1、フォルダを右クリック、プロパティ、共有タブを選択します。
2、共有するにチェックを入れ、「アクセス許可」ボタンをクリックします。
3、以下画面にて「共有アクセス許可」が設定出来ます。
<NTFSアクセス許可>
1、フォルダを右クリック、プロパティ、セキュリティタブから設定出来ます。
ルール(以下ルールは、ネットワーク上のPCから共有フォルダに
アクセスした場合に適応されるルールです)
1、共有フォルダのアクセス許可:なし、NTFSアクセス許可:あり
→結果的に「×」
2、共有フォルダのアクセス許可:あり、NTFSアクセス許可:なし
→結果的に「×」
3、共有フォルダのアクセス許可:あり、NTFSアクセス許可:あり
→結果的に「○」
4、また、作成した共有フォルダにサブフォルダを作成した場合
サブフォルダのプロパティには
「共有タブ」はなく、「NTFSアクセス許可」設定しかありません。
しかし、この「NTFSアクセス許可」がフルコントロール許可されていても
親フォルダである共有フォルダの「共有アクセス許可」が「許可」
されていないと結果的にこのサブフォルダのアクセス権限も「×」になります。
アクセス権限補足
EVERYONEグループとは?
・・・・すべてのユーザーが属するグループです。
USERSグループとは?
・・・・・・・ユーザーアカウントを作成すると、デフォルトで属されるグループです
Everyoneグループで「フルコントロール」許可されており
個別アカウントとしては「読み取り専用」許可がされている場合は、
結果的に、個別アカウントはフルコントロール許可されます。
また、
Usersグループで「書き込み可能」許可がされており
個別アカウントとしては「読み取り専用」許可がされているだけの場合でも
結果的には、読み取り、書き込み両方許可されます。
このように「許可」項目については、各個別アカウントの「許可設定」と
属するグループの「許可設定」は合算されます。しかし、
「拒否」はすべてにおいて優先されますので注意してください。
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