アクセスポイントの仕組み
アクセスポイントの仕組み
概要
アクセスポイントとは、無線の電波を出す事が
出来るネットワーク機器になります。
※ちなみに、無線ルータとは、ルータ機能とアクセスポイント機能が合体
した製品になります。
パソコンがアクセスポイントに接続するには、ネットワーク名(SSID)と
認証方式と暗号化(ネットワークキー)が必要となりますが
この3つ情報は、アクセスポイントに予め設定しておき、同一の情報を
無線接続するPC側に設定する事で無線通信が出来ます。
SSIDは任意の文字列を設定でき、認証方式はオープンシステム
共有キー、WPA-PSK、などいろいろあります。また、暗号キーとしては
なし、WEP、TKP、AES など数種類でております。
配線図から紹介
1、アクセスポイントをルータにLANケーブルで接続し利用する配線図
ADSLモデム----有線ルータ
----アクセスポイント
)))無線電波))))
2、無線ルータをする配線図 (ルータとアクセスポイントが合体しているのが無線ルータ)
ADSLモデム----無線LANルータ
)))無線電波)))
アクセスポイントの内部の仕組み
アクセスポイントは、ただ、電波をだしているだけです。
アクセスポイントは、通常内部IPアドレスを保持しており、PCを利用して
アクセスポイントの設定を変更する事が可能です。
一般的にインターネットエクスプローラーなどのブラウザを利用して設定を変更できます。
例)http://APの内部IPアドレス をIEで入力すると管理画面がIE上で見れます。
ただ、このIPアドレスは、管理用のIPアドレスなので、PCやルータとセグメントが
一致していなくても、PCはアクセスポイントへ無線接続する事が可能です。
※アクセスポイントの管理は面倒になりますが、理屈上無線通信には関係ありません。
図で説明
ADSLモデム モデムにIPアドレスなし
----有線ルータWAN側(プロバイダより取得するグローバルIPアドレス)
LAN側(例:192.168.1.1/24)
----アクセスポイントLAN側(192.168.0.200/24)
)))無線電波))))ワイヤレス側IP(192.168.1.2/24)
上記のように、ルータのIP「192.168.1.1」とPCのIP「192.168.1.2」は
同一セグメントなので、アクセスポイントのIP「192.168.0.200」だけ仲間はずれでも
ルータへの通信、インターネットへの通信は問題ありません。
ではなぜ、192.168.0.200があるの?
と思いますが、これは、PCでアクセスポイントの設定をするために必要な
内部IPアドレスになります。
ただし、このままではセグメントが違うので、PCからアクセスポイントの
設定を変更する事はできません。
192.168.1.2と192.168.0.200はサブネットマスクが、255.255.255.0においては
通信できませんので、一時的にPCのIPアドレスを192.168.0.2と変更しておく必要があります。
その結果、アクセスポイントのIPアドレスと同一セグメントになり
http://192.168.0.200 を入力する事で、アクセスポイントの管理画面に
インターネットエクスプローラー(IE)を利用してアクセスする事が出来ます。
※ただし、こんどは、ルータのIPアドレス(192.168.1.1)とPCのIPアドレスのセグメントが
ずれることになるので、インターネットは出来なくなります。
なので、アクセスポイントの設定を変更する為に一時的に行う処置になります。
※仕組みの説明の為に上記例にしましたが、
本来は・・・・アクセスポイントの内部IPアドレスを、192.168.1セグメントに変更しておけば
管理は楽チンになりますね。
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