SMB、CIFS接続の為のポート開放
SMB、CIFS接続の為のポート開放
「192.168.2.1」のルータのLAN側に属するパソコン「192.168.2.4」)の
パソコンから、「192.168.1.3」のIPアドレスをもつパソコンへアクセスする
方法の紹介。
概要
以下のような環境で、192.168.2.セグメントのネットワークID
グループから、192.168.1のセグメントへアクセスする事は、通常はできません。
192.168.1.3から、192.168.2.4へアクセスする際は
LAN側からWAN側にある為、192.168.1.3のIPのデフォルトゲートウェイである
192.168.1.1経由をして、アクセスする事は可能です。
ただ、逆の場合(WAN側からLAN側へアクセスする)には、
ルータにポート変換処理を施す必要があります。
Windowsのファイル共有プロトコルとして SMB接続や
CIFSプロトコル(SMB over TCP/IP)での接続があります。
SMBは、NetBIOS名をTCP/IP上で名前解決するもので
ポート番号、137~139を開放する設定が必要がある
(WindowsMe、98など)
CIFSは、Windows2000,XP、Vistaでの利用になり
445のポート番号の開放が必要です。
用途 | 種別 | ポート番号 |
NetBIOS名前サービス |
UDP
|
137
|
NetBIOS名前サービス |
TCP
|
137
|
NetBIOSデータグラム・サービス |
UDP
|
138
|
NetBIOSセッション・サービス |
TCP
|
139
|
ダイレクト・ホスティングSMBサービス | TCP/UDP | 445 |
WANからLAN側へポート変換する設定例として以下紹介
操作
1)具体的にはルータのポート変換情報の設定になります。
バーチャルサーバー、ポート変換、静的IPマスカレードなどと呼ばれる
設定です。
2)ルータの管理画面へアクセスします。
IEを起動し、アドレスバーに以下のように入力します
(ルータのIPが 192.168.1.1の場合の例です。アクセスできる
パソコンは、192.168.1.3からになります)
3)アクセス後は、ポート変換の設定画面へ移動し
以下のように設定します。
上記設定例は、WAN側から要求されたファイル共有サービス445ポートの
CIFSアクセス要求があった場合は、そのまま445ポートを維持し、LAN側の
IPアドレス192.168.1.3のパソコンへパケット転送するという意味いなります。
※137番~9番を指定する時も同様に登録を繰り返します。
補足
PC側の具体的な共有方法はここをご参照ください。
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