ハードウェアの安全な取り外しトラブル
ハードウェアの安全な取り外しが出来ない。
概要
USB接続のハードディスク、フラッシュメモリなどの周辺機器を
PC起動中に取り外すには、ハードウェアの安全な取り外しを行う必要があります。
操作
1)周辺機器を接続すると、画面右下の通知領域のところに、
デバイスの取り外しアイコンが表示されます。
2)上記アイコンを、左クリックし、取り外し処理を行います。
3)そこで以下のエラーがでる場合があります。この例では、USB接続されている
外付けハードディスク(ドライブ(○))が、取り出せないとなりました。
デバイス'汎用ボリューム'を今停止できません。
後でデバイスの停止をもう一度実行してください。
4)通常は、上記作業を行いますと、以下のメッセージがでて
PC起動中でもUSB接続デバイス(ハードディスクなど)が安全に取り外し
することができます。
取り外し処理が出来ない主な原因
1)取り外し対象ドライブにデータを読み書き中である
取り外し対象の外付け記憶装置にデータを書き込みしていたり
ファイルを開いている場合です。
書き込み完了まで待つか、開いているファイルを閉じましょう。
2)取り外し対象ドライブのウィンドウを開いている。
単純に、対象ドライブをマイコンピュータより、開いている場合でも
発生する場合があります。(エクスプローラーで回覧中)
ウィンドウ・エクスプローラーを閉じましょう。
3)書き込み完了直後など、遅延書き込みされている場合
ハードディスクは、データの読み書きをすばやく行ったように見せる為に
データ書き込み完了を表示しても、実は、書き込みが完全に完了しておらず
CPUの余裕がある場合に、後で書き込み処理を継続したり致します。
パフォーマンス向上のための処理なので、時間をあけてから
取り外し処理を再度行います。
4)クリップボードにデータが残っている場合
対象ドライブのファイルをコピーペースト目的で、クリップボードに
保存している場合でも、エラーがでるようです。
クリップボードに別のファイルを保存する(デスクトップのアイコンを
右クリックし、コピーを選択するだけでいいです)か、クリップボードを開き
保存されているデータを削除する方法でもいいです。
<クリップボードの開き方>
1)スタート、ファイル名を指定して実行から「Clipbrd」を入力し
「OK」をクリックします。
2)クリップブックが開くので、「編集」から「削除」でクリップボードに保存された
ファイルは削除されます。
5)ウイルスソフトが巡回している場合
ウイルスソフトを停止するか、巡回が終了するまで待ちましょう。
6 )原因不明、なにか記憶装置ないのファイルやプログラムが
OSと通信しているのかもしれません。
時間をあけて、行っていただくか、PCを再起動すれば改善すると思われる。
補足
1)
ハードウェアの取り外しを一発で行うには、以下のショートカット
プログラムを作成すると良いです。
コマンド名:rundll32 shell32.dll,Control_RunDLL hotplug.dll
2)遅延書き込みしない設定をするのもよいです。
手順
1. [スタート] ボタンをクリックし、[マイ コンピュータ]
を右クリック、[プロパティ] をクリックする。
2. [ハードウェア] タブから、[デバイス マネージャ] をクリックする。
3. [ディスク ドライブ] を開き、該当する記憶装置を右クリック
[プロパティ] を選択します。
4. [ポリシー] タブをクリックし
[クイック削除のために最適化する] をクリックします。
上記設定を保存すると、遅延書き込みされません。
3)
以下の不具合もMSにあります
http://support.microsoft.com/kb/883517/ja