サブネットマスク
サブネットマスク
サブネットマスクの説明です。
192.168.0.1のIPアドレス、255.255.255.0のサブネットマスクをもつ端末は
どのようなIPアドレス、サブネットマスクをもつ端末とネットワーク通信ができるのでしょうか?
概要
TCP/IP通信で重要になるのが、サブネットマスクです。
IPアドレスをサブネット化すると、ネットワークIDがわかります。
TCP/IPネットワーク上では、同一ネットワークID(同一セグメント)
の端末どうしのみ、ネットワーク通信可能になります。
例
IPアドレス:192.168.0.1
サブネットマスク:255.255.255.0
があるとします。
IPアドレスは、10進数で表示されますが、2進数にして考えます。
10進数で表示されているIPアドレス、192.168.0.1 は、2進数では、
(11000000.10101000.00000000.00000001)となります。
サブネットマスク も同様に10進数では、255.255.255.0
も、2進数に直すと、(11111111.11111111.11111111.00000000)
となります。
2進数に変換し、論理積 をして、ネットワークIDが求められます。
※論理積とは、1と1=1、1と0、0と0 =0 とする数式です。
192.168.0.1 11000000.10101000.00000000.00000001
255.255.255.0 11111111.11111111.11111111.00000000
-------------------------------------------------
192.168.0.0 11000000.10101000.00000000.00000000
となります。
192.168.0.0(11000000.10101000.00000000.00000000)
のネットワークID同士が通信可能です。
つまり、以下のIPアドレスとサブネットマスクをもつ端末だけと
通信する事が可能です。
192.168.0.2 ~ 192.168.0.254、サブネットマスク、255.255.255.0
すべての場合において、IPアドレスとサブネットマスクを論理積すると
192.168.0.0のネットワークIDになります。
このように論理積した結果、同一のネットワークIDになる
端末通しは通信が可能です。
192.168.1.3、255.255.255.0、の組み合わせでは、
192.168.1.0のネットワークIDとなる為、通信ができません。
サブネットマスクの意外な盲点
ちなみに、サブネットマスクが、255.255.0.0でも同様に、
192.168.0.0のネットワークIDになります。
192.168.0.1 11000000.10101000.00000000.00000001
255.255.0.0 11111111.11111111.00000000.00000000
-------------------------------------------------
192.168.0.0 11000000.10101000.00000000.00000000
よって、通信が可能です。
これが結構、、みそですね。
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