常駐ソフト停止(msconfig)
改訂版はこちら Vista,7板msconfig
常駐ソフトを停止してトラブルの原因究明。
※「msconfigのコマンドははWindows2000のみありません」
OSのバックグラウンドで動作しているソフトを
常駐ソフトといいます。
一般的にウイルスソフトや、パケットライトソフト、Windowsメッセンジャー
など常にPC稼動中に自動的に動作しているアプリケーションソフト類を示します。
※その他WindowsOSの稼働に必要なサービスなどもございます。
[Ctrl+ALt+Del]キーをおしてタスクマネージャーを起動させると稼働中のプログラムが確認できます。
以下のように、Windowsデスクトップ画面「右下」通知領域の
箇所にでているアプリケーション郡がそうです。
これらのソフトの影響で、実はトラブルが発生する場合があります。
常駐ソフトと他のアプリケーションソフトなどが
競合(喧嘩)してしまう場合があるのです。
なので、原因不明のトラブルが発生する場合は、
常駐ソフトを停止して不具合が解消されるかを検査いたしましょう。
これら常駐ソフト類は、手動では完全に止まらない場合が多いので
OS付属のユーティリティにて「システム構成ユーティリティ」で
停止させることが出来ます。
常駐停止方法
1、「スタート」から、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
名前の欄に「msconfig」と入力し「OK」を選択します。

2、「システム構成ユーティリティ」が表示されます。(XP)
「システム設定ユーティリティ」」が表示されます。(WinMe、Win98)

※Windows2000にはこのユーティリティは付属してません。Win2000では
特殊な方法で常駐を止めることは出来ますが、一般的にはそこまでしません。
通知領域のアイコンをクリックして常駐を停止させるぐらいです。
3、「スタートアップ」タブへ移動します。(タブとは項目の事)
チェックボックスの一覧がありまして、ここにチェックのあるソフトが
パソコン起動時に自動的に動作するアプリケーションソフトとなります。
チェックを外せば、自動的には動作しませんので、チェックをはずします。
ただし、以下に挙げるOS標準のソフトは動作していても問題ありませんので、チェックを
外す必要はありません。
<<OS標準のファイルは以下です>>
「WindowsXPの場合」
IMJPMIG | OS標準機能 |
TINTSETP(2つ) | OS標準機能 |
ctfmon | 日本語入力など多言語対応に関するモジュール |
msmsgs | Windowsメッセンジャー |
「Windows98、Meの場合」
Internat.exe | 日本語、多言語対応に関するモジュール |
Load Power Profile | 省電力設定 |
TaskMonitor | プログラムを起動の最適化情報化 |
ScanRegistry | レジストリのバックアップ |
SystemTray | タスクトレイのプログラム管理 |
Scheduling Agent | タスクスケジューラのスケジュール管理 |
PC Health(Windows Me) | システム状態を管理/システムの復元 |
*StateMgr(Windows Me) | システム状態を管理/システムの復元 |
※最後の2つは、WindowsMeのシステムの復元機能関連
ですので、チェックを外すと復元ポイントが削除されます。
4、WindowsXPの場合は、さらに常駐ソフトは、サービスという名称で
管理されてます。このサービスも停止しないと、完全には止まりません。
「システム構成ユーティリティ」の「サービス」のタブをクリックします。
※Windows98やMeにはありません。Meや98はスタートアップだけ停止して
再起動すれば常駐はとまります。
5、画面下に「Microsoftのサービスを全て隠す」というチェックボックスが
ありますので、ここにチェックを入れます。
6、続いて「すべて無効にする」をクリックします。
※「Microsoftのサービスを全て隠す」にチェックを入れないと
必要なサービスも停止してしまいますので、ご注意下さい。
※この画像はXPです
このスタートアップとサービスの設定を変えます(XPの例)
サービスタブはXP、Vistaにしかないです
7、「適応」ボタンを押して「閉じる」もしくは、「OK」でパソコンの再起動
に入ります。 この状態でパソコンを起動すると、常駐ソフトが停止された状態にります。
Windowsをクリーンインストールした状態になりますね。
このトラブルシュートは、OSのクリーンブートといいます。
この状況では、もちろんPCの起動も早くなってますし、常駐ソフトが停止されてますので
快適になってるはずです。
この状態で、トラブルが解消されれば、まさに常駐ソフト原因でトラブル
が発生していたことが判明されます。
さらに、詳細に調査するならば、上記操作にてチェックを外した項目を
半分づつつけて、再度し動作確認します。
この繰り返しをすると、特定の項目にチェックをつけると問題が発生することが
突き止められます。
その項目が、「犯人」ということになりますね。
あとは、「犯人」のチェックを外しておくか、必要な常駐ソフトであれば
そのソフトメーカーへ不具合情報を質問する、もしくは、再インストールする
などの方法があります。
ただ、ユーティリティの項目だけをみても、なんのプログラムなのかは
初心者にとっては、難しいです。
上級者になると、ファイルのパスやレジストリ名をみて、ある程度想定は可能です。
以上、常駐ソフトの停止方法でした。
トラブルが発生したらまずmsconfigにて対処下さい!
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